今回、真空管式のアンプのキットを購入して作製しました。このページでは、このキットの完成までの記録を紹介したいと思います。
更新日02/11/20
今回、購入したのはエレキット(ELKIT)のTU870というステレオパワーアンプです。購入方法は、ベスト電器の通信販売でした。通販のカタログを見ているうちにどうしても作りたくなって、購入を申し込んだ次第です。カタログスペックとしては2W+2Wというささやかなものですが、このアンプがどれほどの音を聴かせてくれるのかが楽しみです。ちなみに送料サービスの19800円でした。(定価通り)使用している真空管は、3極管と5極管が一つのチューブに納められている複合管です。
以下に、同社のhpの紹介を転載します。
6BM8ステレオパワーアンプ
TU-870 19,800 円
・電源トランスに超低リーケージフラックス、低損失、過負荷特性に優れた、先進の“R-コアトランス”を採用、SNの大幅な改善とクリアな音質を約束します。
・不要な振動を抑える、メカニカルグランドコンストラクション方式のインシュレータを採用。
・便利な2系統の入力端子を装備。
・真空管以外のパーツは、全て日本製を採用。
オプション装着 ●使用真空管:6BM8(ECL82)
●定格出力:2.0W+2.0W(8Ω連続出力)
●定格入力:600mV
●入力抵抗:90kΩ
●出力インピーダンス:8Ω
●残留ノイズ:1mV(WIDE)、0.12mV(IEC WEIGHTING)
<スペックアップ用電解コンデンサ使用時 0.6mV(WIDE)>
●SN比:72dB(WIDE)、90dB(IEC WEIGHTING)
●周波数特性:30〜60000Hz
●電源電圧:AC 100V 50/60Hz
●消費電力:30W
●重量:約3kg
●サイズ:W130×H135×D263(突起物を含む)
●入力端子:2系統(RCAジャック)
11月24日
これが、送ってきた時の外箱の外見です。横文字の日本語が右から書かれているのが懐かしいですね。また、箱のデザインも昔の5球スーパーヘテロダインラジオキットとかそんな感じでノスタルジックな気持ちが起きてきます。
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これが外箱です。箱の横の右から書かれた真空管ステレオパワーアンプという文字が、何となく懐かしいです。 |
そこで早速、作製開始。半田付けはある意味お手のものなので、さくさくと部品を取り付けていきます。マニュアルは非常に解りやすいA4サイズのものが付いています。おまけに半田付け秘伝の書なるものまで添付されています。過去にラジオとか作ったことがある人でしたら問題なく作製できることでしょう。抵抗のカラーコードも実際の基盤の絵の上に色の配列を記載してあるので、カラーコードが分からないって人でも大丈夫です。マニュアルはふりがなも付けてありますので、半田付けが上手な小学生でも作成可能でしょう。(私も小学4年くらいで3球の再生式ラジオキットとか作ってましたから・・・。)ちなみに、マニュアルにはチェックリストまで記載されていますから、この通りにやればばっちりでしょう。
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| これは、ほぼ部品を実装し終わった基板です。結構シンプルです。 | 基板を裏から見たところです。真空管のソケットは基板裏面に取り付けます。 |
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| 試しに真空管を取り付けてみました。こんな感じで、シャーシの中に収まることになります。真空管はユーゴスラビア製です。 | シャーシの方に、電源トランス、出力トランスを実装したところです。後ろの方は電源トランス。トロイダルコアを使用したような形をしています。 |
作製を開始して約3時間、ほぼ完全な状態まで出来上がりました。簡単に配線を確認して真空管を差して電源を投入します。真空管のヒーターが徐々に点灯していくのが分かります。
ところが、この時、変なにおいがする事に気が付きました。嗅いだことがある人なら一発で分かる抵抗が焼けるにおいです。「やべっ!!」と言うことで慌てて電源OFF。見てみると、定格が大きい所の金属皮膜抵抗が変色しています。この抵抗は、基板とのスペースを空けて取り付けることが指定されており、特に3Wの抵抗は抵抗の下の基板に穴まで開けてあることから、発熱が予想されるパーツです。ですが、この変色は明らかに異常です。そこで、基板の両面から回路チェックを始めました。
しかし、どれだけ部品取り付けと、周りの配線をチェックしても特に間違っている箇所は無さそうです。この日はこれで諦めることにしました。